会報誌 2021年2月掲載
南海工場が「無災害記録840万時間」達成
バンドー化学株式会社の南海工場(大阪府泉南市) は、死亡災害および休業1日以上の災害発生ゼロの無災害記録延べ840万時間(2014年10月29日から2020年11月9日まで)を達成し、厚生労働省から無災害記録証が授与された。
厚生労働省労働基準局長は、一定の無災害記録を達成した事業所に対し、無災害記録証を授与している。無災害記録には第一種から第五種まで五段階あり、業種、労働者数などにより基準となる記録時間が異なっており、南海工場は「ゴム製造業」の業種で、無災害記録証第三種が授与された。
同社は、今後も労働災害の予防に努め、次の目標である「無災害記録証第四種」の基準となる無災害記録1,260万時間の達成を目指すとしている。
テールゲートリフター等 導入支援事業 実施
国土交通省は、新規投資の余力がなく、経営環境が厳しい状況にある中小トラック運送事業者に対し、荷役作業の効率化(荷役時間の短縮・荷役負担の軽減)等に資する機器の導入費用の一部を補助する「中小トラック運送事業者向けテールゲートリフター等導入支援事業」を実施すると発表した。
当該機器の導入を促進することにより、労働生産性の向上・多様な人材の確保を図り、働き方改革を推進する。
【申請受付期間(予定)】
令和3年2月19日~3月11日
【支援内容 】
令和2年12月15日~令和3年3月31 日の間に以下の対象機器を導入したトラック運送事業者に対し、導入費用の一部(通常機器価格の 1/6)を支援。
【対象機器】
①テールゲートリフター
(トラック車両後部に装着する昇降機)
②トラック搭載型クレーン
(トラック車両の荷台等に装着する移動式クレーン)
③トラック搭載用2段積みデッキ
(トラック車両内部に設置する組立用デッキ)
代表執行役社長の交代
日本精工株式会社は、2月2日開催の取締役会において、代表執行役社長の交代(2021年4月1日付)を決議したと発表した。
新代表執行役社長には、市井明俊氏が就任し、現取締役代表執行役社長・CEO 内山俊弘氏は、取締役会長に就任する。市井明俊氏は、1963年生まれ。早稲田大学商学部卒。1986年に入社し、2017年に取締役就任。2019年より取締役代表執行役専務に就任している。
代表取締役社長 就任
スタンレー電気株式会社は、2021年1月26日付で副社長の平塚豊氏が代表取締役社長に就任したと発表した。平塚豊氏は1956年生まれ。東京電機大学卒。1980年入社。2019年より取締役副社長に就任していた。
冬用タイヤのルール化~雪道では、使用限度を超えた冬用タイヤの使用は厳禁~
国土交通省は、昨年末以降の大雪により、関越道や北陸道において多くの大型車両が路上に滞留する事案が発生したことを踏まえ、「バス・トラック運送事業者は、雪道において適正な冬用タイヤを使用していることを確認しなければならない」と明確にルール化を行うと発表した。
「貨物自動車運送事業輸送安全規則の解釈及び運用について」の一部改正内容。
整備管理者は、雪道を走行する自動車のタイヤについて、溝の深さがタイヤ製作者の推奨する使用限度よりもすり減っていないことを確認しなければならない。
運行管理者は、雪道を走行する自動車について、点呼の際に上記事項が確認されていることを確認しなければならない。令和3年1月26日公布・施行