会報誌 2017年10月掲載

トレーニングセンター「Seiken e- Garage」誕生 自動車整備工場のビジネスを成功に導く

img

 JAPA会員の明治産業株式会社(竹内眞哉社長)が出資した、自動車整備に関するトレーニングセンター「Seiken e -Garage」(運営はSeiken e -Garage株式会社)がついにオープンし、去る7月28日に神主を呼んでの祈願式を含めた開所式を行った。本トレーニングセンターでは、トレーニングチームが研修プログラムを企画し、お客さまに合わせた能力開発とスキルアップを進めていく。このトレーニングセンターには、トレーニングセンターとテクニカルセンターとしての2つの機能を持っている。 前者の機能としては、同社の社員、販売代理店の担当者、自動車整備工場(明治百店会の顧客)に対して自動車の技術研修を行う。後者の機能としては、最新機器(テスター)にてあらゆるトラブルシューティングを行う、いわば整備工場の駆け込み寺的な存在である。

 所在地=神奈川県大和市深見西6-7-5

 TEL 046-265-1902

 http://www.seiken-e-garage.com/


エンパイヤ自動車の新本社ビルが完成

img

 JAPA会員のエンパイヤ自動車株式会社(秋葉幸久社長)がかねてから建て替え工事を進めていた新本社ビルが完成し、10月2日より業務を開始した。同ビルは10階建てのオフィスビルで、八重洲通り沿いの八丁堀交差点角という好立地で、優れた耐震構造を確保しながらも1フロア約323坪の無柱空間を有している。


不具合の再現時間を40%短縮、自動運転用アプリの高度開発に寄与 日立オートモティブシステムズ

 日立製作所株式会社(執行役員兼CEO:東原敏昭)と日立オートモティブシステムズ株式会社(社長執行役員&CEO:関 秀明)は、自動運転用アプリケーションの開発過程で発生した不具合を、短時間に再現する技術を開発した。

 この技術は、あるアプリケーションの不具合事例において、センサー情報のみを記録・再現する従来手法に比べ、開発過程で生じたアプリケーションの不具合全体の再現にかかる時間を約40%に短縮できることを確認した。これにより、不具合の原因究明を効率的に進めることが可能となり、自動運転用アプリケーションの高品質化とテスト工数の削減に寄与できる。


アドヴィックスが豊生ブレーキ工業を子会社化 アイシングループ

 アイシングループの中核であるアイシン精機株式会社(社長:伊原保守)は、ブレーキ事業の競争力強化を図るため、同グループの株式会社アドヴィックス(社長:小木曽聡)が豊生ブレーキ工業株式会社(社長:島貫静雄)に資本参加、子会社化することで合意した。また、同じくアイシングループである豊生ブレーキ工業は、日清紡ブレーキ株式会社(社長:石井靖二)のドラムブレーキ事業(日本・タイ)を譲り受けることで合意。今後は、基本ブレーキの最適な生産体制の構築や新製品開発などで連携をさらに強化し、アイシングループ一体となって、ブレーキ事業の競争力向上を目指すとしている。


足回り整備機器製品の取扱を一部終了 ボッシュ

 ボッシュ株式会社(代表取締役社長:クラウス・メーダー)は、オートモーティブアフターマーケット事業部にて取り扱っている足回り整備機器製品の一部の取扱を終了することを発表した。

 自動車技術の進化により、今後、自動車整備工場においてコネクテッド製品を始めとした新たなソリューションが必要になると予測される。同社では、そのような変化に対応した自動車整備工場向け製品の開発に注力するため、今回の取扱中止に踏み切った。取扱終了は以下の通り。

 取扱終了製品

 ホイールアライメントテスター「FWA4630」

 サービスダイアグノーシスライン「SDL4395/4390」

 タイヤチェンジャー「T C E4420/4220」

 ホイールバランサー「W B E4230/4110」

 販売終了時期:2017年夏 ※現有在庫限り

 補修用部品供給:今後最低10年間は継続


ダイアグノスティックメンテナンスツールの販売を開始 ヤマト自動車

 ヤマト自動車株式会社(代表取締役社長:西口茂樹)は、プライベートブランドで展開しているSeednewから、片手で手軽に使えるダイアグノスティックメンテナンスツールの販売を開始した。

 主な特長は、アイドリングストップ車のバッテリー交換時の積算値クリア、プリクラッシュセーフティ・スマートアシスト搭載車のレーダー光軸調整・学習など各センサーのエーミング作業に対応。

 最新マツダ車であるCX―5スカイアクティブD、オイル交換後のリセットなど各種整備にも対応。欧州車のメンテナンスマーク消去など、要望の多い項目各種にも対応する。

 品名:DNメンテナンスツール handy

 標準価格:オープン価格


第1四半期決算短信を発表 三ツ星ベルト

 自動車・二輪用伝動ベルト及び関連機器メーカーである三ツ星ベルト株式会社(代表取締役 垣内 一)は、平成30年3月期第1四半期決算短信を発表した。自動車用ベルトは、補修用は国内の車検交換需要の減少に加え、ユーザーの輸出向け需要が減少したことから、売上高は前年同期を下回ったが、組み込みライン用はメーカーの新型車投入効果により増加、全体では前年同期並みとなった。

 グループ業績

 売上高 174億7千7百万円(前年同期比4.1%増)

 営業利益 21億5千7百万円(前年同期比3.9%減)

 経常利益 24億8千4百万円(前年同期比30.6%増)

 親会社株主に帰属する四半期純利益16億9千5百万円(前年同期比27.1%)


第113期第1四半期決算を発表 スタンレー電気

 スタンレー電気株式会社(代表取締役社長 北野隆典)は、第113期第1四半期決算を発表した。グループ全体の売上高は999億2千5百万円(前年同期比9.8%増)、営業利益は102億3千8百万円(前年同期比23.1 % 増)、経常利益は109億8千4百万円(前年同期比33.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は67億8千1百万円(前年同期比42.3%増)と、増収増益。主要事業である自動車機器事業は、世界の自動車生産台数が微増となったものの、LEDヘッドランプの販売が増加したことで増収増益となり、売上高は804億3千2百万円(前年同期比12.8 % 増)、営業利益は63億8千2百万円(前年同期比25.4%増)となった。


長安莞爾社長が会長に就任するなど役員を一新 パシフィック工業

 パシフィック工業は近く行われた株主総会及び取締役会に於いて、新役員人事を発表した。中でも特筆すべきは、代表取締役社長を務めた長安莞爾氏が同職を退任し、代表取締役会長に就任したこと。なお後任として長安 純氏が代表取締役社長に就任した。

 今回の人事に対して長安莞爾氏は、「在任中は公私にわたり、一方ならぬご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。後任の長安 純に対しましても、私同様のご指導ご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます」とコメント。

 また、同じく長安 純氏は、「この度、長安莞爾の後任として代表取締役社長に就任いたしました。甚だ微力ではございますが、社業の発展に専心努力いたす所存でございます。前任者同様のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます」とコメントした。

 新役員一覧

 代表取締役会長 長安 莞爾

 代表取締役社長 長安 純

 取締役(新任) 平山 元

 相談役     長安 敏夫

 監査役     川口 清隆


四半期の決算報告 TPR

 エンジン機能部品メーカーのTPR株式会社(代表取締役社長兼COO 岸 雅伸)は、第85期第1四半期の報告書を発表した。国内外共に緩やかな改善基調により、増収増益となった。日本市場は前年に発生した熊本震災等による一時的要因がなくなり、車両生産が増加したことで、売上高は前年同期と比べて8億8千1百万の増収。アジア市場では、中国の小型車減税率が半減されたものの、車両生産の増加が同グループの業績に寄与し、売上高は前年同期と比べて14億2千6百万円の増収となった。

 売上高 456億2千3百万円(前年同期比8.3%増)

 営業利益 60億4千7百万円(前年同期比28.8%増)

 経常利益 67億4千2百万円(前年同期比36.4%増)

 親会社株主に帰属する四半期純利益36億7千1百万円(前年同期比47.5%増)



一般社団法人日本自動車部品協会 JAPA