会報誌 2025年1月掲載

新代表取締役に堀江氏が就任 ヤマト自動車

 ヤマト自動車株式会社(代表取締役社長:堀江 聡)は、2024年11月27日に行われた株主総会・取締役会にて、代表取締役社長に堀江 聡氏が新しく就任したことを発表した。また、前代表取締役の西口茂樹氏は、取締役会長に就任した。


質感を損なわない水系コーティング剤を開発 石原ケミカル

 石原ケミカル株式会社(代表取締役社長: 藤本 昭彦)は、樹脂パーツの質感を保持したまま、傷埋め性、耐候性及び密着性に優れる、樹脂表面補修用水系コーティング剤を開発したことを発表した。

 一般的な未塗装樹脂コートでは傷を埋めるだけでなく、表面を平滑にしてしまうため、塗装前に比べ光沢が出すぎてしまう。また、基材の色と合わせる顔料(隠蔽材)により、どうしても樹脂表面の風合い、質感が損なわれてしまう。

 今回同社が開発したコーティング剤では、光沢性が出にくい透明樹脂を使用しており、風合いや質感が損なわれない。また、シリコンゴム微粒子の使用により、樹脂の基材表面で光を乱反射させることで、傷を視認しにくい設計となっている(特許出願中)。

 耐久性についても、スーパーUVテスターを使用し、約1年相当の耐候性試験を実施した結果、コート剤の剥がれや色味の変化は見られなかったという。

 開発の背景として挙げられたのは、自動車に使われる樹脂パーツの現状。近年、自動車の内装パーツ(ダッシュボード等)や外装パーツ(フェンダー等)が、軽量化により燃費の向上と意匠性を高めるべく、樹脂パーツが多く採用されている。しかし、樹脂パーツは傷が付きやすく、自動車の組み立て工程時や普段の生活の中で傷が付いた場合、樹脂パーツのそのものの交換が必要となり、大幅なコストがかかってしまう。

そのコストと時間を短縮するため、今回の樹脂表面補修用水系コーティング剤が開発された。

 同社では水系処方で取扱いも容易なことから、自動車業界に限らず、今後は様々な業界への取り組みも行っていきたいとしている。


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訃報 ミヤコ自動車工業

 ミヤコ自動車工業株式会社(代表取締役社長:坂森 正信)は、元代表取締役会長の宮澤廣直氏が2024年12月8日(日)に永眠されたことを発表した。通夜ならびに、葬儀・告別式は、故人の遺志により近親者及び社内関係者のみで執り行われた。

 後日「お別れの会」を予定しており日時ならびに開催場所の詳細が決定し次第、発表するとしている。



一般社団法人日本自動車部品協会 JAPA