会報誌 2018年1月掲載

創業85周年に業績拡大目指す 明治産業

 明治産業株式会社(代表取締役社長:竹内眞哉)の第56期(平成28年9月21日~同29年9月20日)の売上高は419億9千万円で前期比10.4%減となった。減少分は中国の国策による鉄道車両向けのもので、部品販売においては約257億円を売り上げ、前期比微増を示すなど堅調に推移した。

 経常利益は28億2千万円で12.7%のマイナスとなり、減収減益となったが自己資本比率を70%近くまで高めた。

 同社は顧客満足度の向上を追求し、トレーニングセンター「Seikene-Grage」を設立、最新の整備をトレーニングするビジネスを開始した。また物流においては、ロジスティクスセンターを移転し利便性を高めたほか、小規模のデポを開設。得意先により近づき、より速く商品を届ける取り組みも始めた。

 同社は今期創業85周年。強い存在価値を放つ会社となるべく、さらなる顧客満足度の向上を図り、新規事業の開発を積極的に行う構え。


人事異動について 日本特殊陶業

 日本特殊陶業株式会社(会長兼社長:尾堂真一)は次の通り役員所管業務変更並びに人事異動を行った。

 執行役員 所管業務変更(平成30年1月1日付)

  新職 ( )内は旧職

  執行役員 経営管理本部副本部長兼人事部部長 磯部 謙二(執行役員 経営管理本部副本部長)

 人事異動(平成30年1月1日付)

  新職 ( )内は旧職

  品質統括本部副本部長兼品質保証部部長 後藤 達郎(経営管理本部人事部部長)

  AEC事業部事業部長兼開発設計1部部長兼開発設計2部部長 稲垣 浩(AEC事業部副事業部長兼開発設計1部部長)


IRサイトランキング 銀賞受賞 曙ブレーキ工業

 曙ブレーキ工業株式会社(代表取締役社長:信元久隆)は、モーニングスター株式会社が12月13日に発表した「Gomez IRサイトランキング2017」において銀賞を受賞したと発表した。同社は、この賞の他に大和インベスター・リレーションズ株式会社が主催する「2017年インターネットIR表彰」において優秀賞を受賞。日興アイ・アール株式会社が発表する「2017年度全上場企業ホームページ充実度ランキング」においても最優秀サイトに選ばれている。


音波式ベルト張力計「ドクターテンションⓇ タイプ―Ⅳ」新発売 三ツ星ベルト

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 三ツ星ベルト株式会社(代表取締役社長:垣内 一)は、従来の音波式ベルト張力計「ドクターテンション® タイプ-Ⅲ」をバージョンアップさせた「ドクターテンション®タイプ-Ⅳ」の発売を開始した。高機能ワンチップマイコンの採用により、従来タイプよりさらに張力測定時間が短縮されている。


「ECO.R ENJ」シリーズリニューアル GSユアサバッテリー

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 ジーエス・ユアサ バッテリー(代表取締役社長:澁谷 昌弘)は、電池工業会規格(SBA)として制定されたEN規格の自動車用鉛バッテリー「ECO.R ENJ」シリーズをリニューアル発売したと発表した。

 近年、新車メーカーのグローバル調達思想によってEN規格のバッテリーが搭載された日本車が増加傾向にある。このような環境の下、同社が開発した「ECO.R ENJ」シリーズは、日本の気候風土に適応し、かつJISの安全性にも合致した日本仕様のEN規格バッテリーである。


平成29年10月期決算短信を発表 エイケン工業

 エイケン工業株式会社(代表取締役社長:早馬 義光)は、平成29年10月期決算短信を発表した。

 市販メーカーにおいては、純正メーカーの交換用フィルターの販売攻勢が強いこと、ガソリンスタンドの減少及びセルフ化の影響で販売数量は減少している。また、新興国で製造された安価な商品が増加し、激しい価格競争にも晒されており、取り巻く経営環境は依然として厳しい状況にある。こうした環境のもと、付加価値の高い大型車用フィルター、既存品と差別化した高性能オイルフィルター及びプレス部品の拡販に注力すると共に、新規取引先の開拓に取組み前事業年度に比べ増収増益となった。


ドライブレコーダーの需要変化と危険運転の実態調査 GfKジャパン

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 GfKジャパン(東京:中野区)は、販売実績調査に基づくドライブレコーダーの需要変化と危険運転に関する消費者調査の結果を発表した。

 全国のカー用品量販店、家電量販店、GMS、インターネット通販における2017年のドライブレコーダーの販売台数は、9月までは前年をわずかに上回る程度で推移していたが、10月は前年同月の2.6倍、11月は2.4倍と急伸した。危険運転が発端とされる事故の報道によって、自衛手段としてのドライブレコーダーの有効性が広く認識されるようになったためだ。

 2017年11月に全国のドライバー約13'500人に実施した調査では、危険運転が発端とされる事故の報道を受けて、7割のドライバーが安全運転により気を遣うようになったと回答した。また、ドライブレコーダー非保有者の半数近くが今後の購入を検討していることが明らかになった。

 高い関心を集める背景には、危険運転に遭遇したことがあるという自身の体験があると考えられる。運転中にあおられた経験があるかを尋ねたところ、「よくある」が5%、「たまにある」が35%、「ほとんどないが、経験はある」が51%となり、 あおられた経験があるドライバーは9割に達した。

 あおられた場所は、62%が一般道、27%が高速道路、その他・覚えていないが11%となった。どのようにあおられたかを尋ねたところ、割合が最も高かったのは「車間距離を詰めた異常接近・追い越し」で78%、次いで、「ハイビーム」(10%)、「幅寄せ」(6%)、「クラクションによる威嚇」(4%)となった。

 こうしたあおり運転の被害に遭わない為にドライブレコーダーに求める機能についても調査した。最も求められていた機能は「前方・後方の両方にカメラがついていること」で55%、次いで、「夜間・暗所対応」(47%)、「360度カメラ」、「長時間録画」(共に41%)となった。販売実績を見ると、現在は前方のみ撮影可能な1カメラタイプの製品が販売台数の9割超と主流で、前後撮影可能なタイプや360度撮影可能なタイプは1割に満たない。一般乗用車のドライブレコーダー設置率は1割未満と推計されるが、今後の普及過程ではより全方位的な映像記録ができる製品の増加が見込まれる。



一般社団法人日本自動車部品協会 JAPA