会報誌 2019年4月掲載
轟会長が退任 SPK
SPK株式会社の轟 富和氏が6月20日開催の株主総会をもって代表取締役会長を退任し、相談役に就任する。
同氏は総合商社での海外駐在を経て、2006年4月にSPKに入社。翌年の2007年4月に社長に就任し11年間社長を務め、創業100周年を迎えた。その節目に組織改革を行い社長を交代、代表取締役会長に就任した。
2010年からはJAPAの理事として長らく貿易部会長も務めた。
新会社を発足 イチネンMTM
株式会社トヨシマ、株式会社イチネン前田、株式会社イチネンミツトモ、株式会社イチネンSHOKO、株式会社ゴンドーは、4月1日をもって合併し、「株式会社イチネンMTM」として発足した。分散していた経営資源の統合により経営の効率化が図られ社業の更なる発展に大きく貢献するとしている。
【本社所在地】
大阪府池田市住吉一丁目1-6
二輪車用新ブランドを発表 日本特殊陶業
日本特殊陶業株式会社(代表取締役会長=川合尊)は、東京モーターサイクルショー2019のブースにて二輪車用ブランドの発表を行った。
同社は、1936年の創立以来世界一のスパークプラグメーカーとして世界中で親しまれている。二輪車のアフターマーケットビジネスを通じて一台の愛車を大切に長く乗るユーザーが多くいることが分かった。このようなユーザーに対して二輪車用のスパークプラグ「NGK MotoDX」を発売することになった。
日本国内の二輪車市場はブームの1980年代と比べて保有台数は減っているが、質の方は当時よりもむしろよくなっている。125ccから大型車にかけては80年代と比べて増えている。ユーザーの年齢層も40代以上が80%以上であり、テクニックもあって違いが分かるユーザーが多い。成熟したライダーがツーリングを楽しんだりしている。そうしたユーザー対して、よりよい走りを実現していただきたくとし、今回の新商品を発表した。
ブランド名の由来は、二輪レースの最高峰であるMOTO GPのMOTOと外側電極の形状D―Shapeから頭文字をとっている。
この新製品の特徴は電極部に集約されている。スパークプラグは、外側電極と中心電極があるが、2つの電極の形状によってスパークプラグでもっとも重要な着火性、耐久性が決まってくる。「NGK MotoDX」は、外側電極自体に新素材を使用、さらに形状には新形状のD ―shape を採用している。これにより、スムーズな火炎の拡がりを実現し、始動性、加速性、燃費の向上に貢献している。
電気工具を寄贈 ボッシュ
ボッシュ株式会社は、渋谷区の長年の地域課題である落書きによる景観問題の解決のため、渋谷区に落書きを消すための高圧洗浄機やコードレスディスクグラインダーなど電動工具29点を寄贈した。落書きが放置されると、その周辺が「手入れがされていない区域」と認識され、たばこの吸い殻やごみのポイ捨てを誘発し、景観を汚す悪循環を招く。同社はこの活動を通じて様々なステークホルダーと連携して地域に貢献して行きたいとした。