会報誌 2017年7月掲載

鈴木基之氏が新社長に エスワイエス

 エスワイエス(本社=東京都板橋区)は、取締役会で役員を選任。鈴木基之氏が取締役社長に就任した。前社長の鈴木和夫氏は、取締役(技術担当)に就いた。

 新体制は以下の通り。

 ▼取締役社長=鈴木基之▼取締役(技術担当)=鈴木和夫▼同(貿易担当)=川端良治▼監査役=鈴木百合子


東京支店・東京営業所を移転 辰巳屋興業

 辰巳屋興業(本社=愛知県名古屋市、櫨巳芳社長)は東京支店・用品部を新社屋に移転し、6月12日から営業を開始した。鋼材部東京営業所も同社屋に移転し、同日に営業開始した。

 【住所】〒124-8538 東京都葛飾区西新小岩3-8-4

 電話番号とFAX番号は、東京支店・用品部と鋼材部東京営業所ともに従来通り。


ブレーキ鳴き止め用グリースを発売 エムケーカシヤマ

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 エムケーカシヤマ(本社=長野県佐久市、樫山剛士社長)は、ブレーキ鳴き止めの専用グリース「ブレーキノイズリダクショングリース」(写真)を8月に発売する。

 同製品は、自動車ユーザーからの要望が特に多いブレーキ鳴き抑制に特化し、同社が独自開発したシリコーンタイプのグリース。

 ブレーキパッド、ブレーキシューの組付け時に、パッドとキャリパー側の接触部分等に適量を塗布することで、ブレーキ鳴きを90%以上カットする。

 耐熱性、耐候性に優れた配合により、過酷な使用条件下でも長期間にわたりグリース機能を維持。塗布してからブレーキパッド交換時までグリース内部の弾力性が失われず、鳴きを抑える効果が持続する。

 シリコーン系グリースは、ブレーキ鳴きに効果があることが知られているが、ブレーキパッド交換の際に鳴き止め用グリースを使用している整備事業場は約半数程度にとどまっているのが実情。

 同社は「ブレーキノイズリダクショングリース」を部品商や整備工場へのサンプル配布によって、グリースの鳴き抑制効果をアフターマーケットへ広く訴求し、鳴き抑制グリースの認知向上とシェア拡大を図るとともに、新たな販路と顧客の開拓も視野に入れている。

 また、ブレーキパッドやブレーキシューなどブレーキ関連製品を幅広く手がけるブレーキメーカーとしての総合力をアピールすることで、さらなるブランド強化も図っていく。

 同社は従来から開発・販売を続けてきたブレーキパッド、ブレーキシュー、ブレーキローターに、新たに鳴き止めグリースを加えることについて、ブレーキの快適性能を求めるユーザーニーズに応えるための必然の対応と捉えており、ブレーキ部品の総合メーカーとして安全性能や快適性能の向上に向けた取り組みをさらに強化する考え。

 メーカー希望小売価格は1800円(50㌘入り)。


中井一喜氏が常務取締役に昇任 三恵工業

 三恵工業(本社=滋賀県栗東市、小西庄次郎社長)は定時株主総会ならびに取締役会で取締役と監査役を選任。中井一喜氏が常務取締役に就任した。

 ▼代表取締役会長=後藤充啓▼代表取締役社長=小西庄次郎▼常務取締役・総務担当=川田尚夫▼同・営業担当=村田嗣友▼同・製造・品質保証・設計技術・購買担当=中井一喜(昇任)▼取締役・営業部長=藤田孝史▼同・総務部長=三浦浩明▼同(非常勤)・ゴーシュー常務取締役=林大輔▼監査役(非常勤)・ゴーシュー総務部長=吉田忠

 なお、上田和義氏は取締役を退任した。


「えるぼし」認定を受ける 日立化成

 日立化成(本社=東京都千代田区、丸山寿社長)は6月16日に、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」に基づく認定(「えるぼし」認定)を受けたことを発表した。

 同認定は2016年4月に施行された同法に基づき、行動計画の策定・届出を行った企業の中から女性の活躍推進に関する取り組みが優良な企業が厚生労働大臣から認定を受ける。

 同社はダイバーシティ推進を経営戦略のひとつと位置づけ、「技術系女性新卒採用比率」や「45歳未満の女性管理職比率」などの数値目標と設定し、さまざまな施策を実施している。


M&A関連アワードで特別賞を受賞 古河電池

 古河電池(本社=神奈川県横浜市、小野眞一社長)は6月1日に、「第3回社会的価値資本創出型M&Aアワード」(主催=日本政策投資銀行)において「特別賞」を受賞したことを発表した。

 同賞は、経済的や社会的価値の創出に寄与するM&Aの普及促進が目的で、独自のシステムで優れたM&A案件を選定し、表彰する制度。

 今回は、ベトナムの蓄電池メーカー「ドライ セル アンド ストレイジ バッテリー ジョイント ストック カンパニー」の株式取得が対象。5月29日に表彰式が行われた。


年次記者会見を開催 ボッシュ

 ボッシュ(本社=東京都渋谷区、クラウス・メーダー社長)は6月8日、年次記者会見を開き、同社の2016年度実績、17年度売上予測などを発表した。

 16年度のグループ全体の売上高は731億ユーロで、為替調整後の売上高伸び率は5・5%。特にアジア太平洋地域で最も高い成長を見せた。17年度については、世界経済が2・8%の低成長にとどまる見込みであることや、北米、欧州が政治および経済の両面で大きなリスクを内包していること等から、グループ全体の売上高伸び率は3~5%と予測する。

 日本国内の16年度売上高は、前年比ほぼ横ばいの2670億円。17年度については、3~5%の伸びが見込まれるとして2700億円を予測している。

 同社は今後、電動化、自動化、ネットワーク化の3分野において、日本国内での複数の量産プロジェクトを開始する予定。このうち電動化については、48㌾のマイルドハイブリッドシステムを国内カーメーカー向けに19年から量産開始する。現在国内では高電圧ストロングHVが主流となっているが、48㌾は高電圧のシステムよりコスト効率が高く、欧州、中国など幅広い市場にマッチするシステムであることから今後に期待できるとしている。

 またボッシュのゲートウェイを使ったFOTA(車載ファームウェアの無線アップデート)も19年から国内カーメーカー向けに提供開始予定。


ブレーキシューラベルをリニューアル エムケーカシヤマ

 エムケーカシヤマ(本社=長野県佐久市、樫山剛士社長)は、ブレーキシューのパッケージの品番ラベルをリニューアルする。順次新ラベルへ切り替えていく。

 近年、卸や部品商など補修部品流通業において倉庫担当者の高齢化が進み、より見やすくわかりやすいラベル表示へのニーズが高まっている。

 こうした現場の声に応え、同社は品番ラベルの小さな文字や枝番、材質による色の違いなどを改善。文字を従来よりも大きくし、フォントも見やすいものへ変更する。倉庫内など薄暗い場所でも表示内容の確認がしやすくなることで、品番間違いによる出庫ミス等の防止や商品管理における作業性向上を図り、顧客の満足度アップに貢献する。



一般社団法人日本自動車部品協会 JAPA