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 ◆さらなる発展への布石

 東海自動車株式会社はこの8月1日から社名を「株式会社TOKAI」と変え、新たなスタートを切った。

 同社は今から84年前の1934年に「東海商会」という社名で創業。その10年後、1944年に改組して社名を「東海自動車株式会社」とした。モータリゼーションの波に乗り、自動車部品用品専門商社として、昭和と平成の長きにわたって部品メーカーと地域部品商とをつなぎ、その輪を大きくしてきた。

 今回の社名変更は、社名から思い切って〝自動車〟の文字を外した。これは昨今の、そしてこれからのマーケットへの対応が、これまで通りではいかないという難しさを表しているように見える。

 「これから、自動車だけではなくていろんな商品に挑戦するときが来ると思う」と石戸会長。

 将来への布石を打つため2~3年前から〝自動車〟を外すことを考えていたという。

 石戸会長は「OBの方々の気持ちもあるし、自分もずっと東海自動車の名前で育ってきたから社名変更はなかなか大変なことだと思った。しかし現社員は前向きにとらえており、思ったよりも好評」

と話し、自動車以外の商材の新規発掘や販売ルートの開拓に向け、動き始めた。

 さっそく家庭用クリーナーや業務用洗浄機のケルヒャーと代理店契約を結んだところで、これから販売ルートを構築していく構えだ。


 ◆原点にかえり足元固める

 こうした新しいことに取り組む一方で、同社がもともと得意だった大型車の部品販売に、改めて力を入れていくという。

 「わが社は大型の部品販売から始まっている。しばらくは乗用車や軽に力を入れてきたが、最近、大型は安定感があって伸びている。大型に強い、という本来の力を改めて発揮していきたい」として、多くの大型車、さらにはフォークリフトやトレーラーにまで幅広く対応する商品をスピーディーに提供していく。

 年初に「戌年は大きな決断がなされる年だそうだ。色々なことを決断し挑戦する年になる」と話していた石戸会長。新しい社名のもとに大きく飛躍し、さらなる発展を目指す。



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一般社団法人日本自動車部品協会 JAPA