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 ジーエス・ユアサバッテリーは、2004年に日本電池(GS)とユアサコーポレーションが統合して設立したGSユアサの子会社として、国内アフターマーケット向けに補修用自動車電池および関連製品を販売している。

 アイドリングストップ車やハイブリッド車などの増加により、自動車用バッテリーは高性能化が著しい。その一方で、交換需要の伸び悩みや競争の激化により、市場環境は厳しくなっている。

 同社はきめ細かな販売網と、自動車用バッテリーの専門家「バッテリーマイスター」の育成などを通じて市場での差別化を図り、さらなる販売促進や市場開拓に取り組んでいる。


 GSユアサは、通常車・アイドリングストップ車対応の高性能バッテリー「ECO.R LONG LIFE(エコアール ロングライフ)」、環境配慮型バッテリー「ECO.R(エコアール)」、ハイブリッド車用「ECO.R HV(エコアールハイブリッド)」の乗用車用バッテリー3シリーズをはじめ、大型車用、業務用車両用、二輪車用などの用途別に、各種バッテリーを展開している。

 ジーエス・ユアサバッテリーでは、これら製品を、電装品店を中心とした全国約1000店舗の販売店(特約店)から、地域のカーディーラーや整備工場、ガソリンスタンドなどへ供給。地域に密着したきめ細かな販売体制が特長だ。

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 自動車用バッテリーの交換需要は、ここ数年大きな変動は見られず、10%以内の増減率で推移しているものの、アイドリングストップ車が発売されて5年が経過したことで、今後は交換需要の発生が期待されている。

 しかし、長期的には、保有台数が頭打ちとなり、バッテリーの高性能化・長寿命化も進む中、国内の自動車用バッテリー関連市場は縮小傾向に向かうと見られている。また、ディーラーがメンテナンスパック等を通じてバッテリーの交換需要の取り込みに注力していることも影響し、地域の販売店の中には厳しい経営環境にある店舗も多い。




「バッテリーマイスター制度」で専門知識備えた販売員を育成

 自動車用バッテリーをめぐる状況は、近年大きく変わりつつある。

 車両への電装関連部品の装着が多くなり、バッテリーは年々高性能化している。特にバッテリーへの負荷が大きいアイドリングストップ車対応のバッテリーについては、各メーカーが開発に力を入れていることもあり、従来に比べて格段に性能が向上し、各バッテリーメーカー間での市場競争も激しくなっている。また、車両様式の変化によりバッテリーが専用化。それぞれ仕様に適した専用のバッテリーを搭載するようになり、販売店には高い製品知識が求められるようになった。

 同社はこうした製品情報の発信とともに、国内の全カーメーカーにバッテリーを納入しているGSユアサ製品の実績と品質の高さをアピールし、販促グッズなどを使ったPRを行っている。

 また08年には、販売店や整備工場、ガソリンスタンドを対象とした「バッテリーマイスター制度」を発足。専門知識を持つ販売員の育成および販売支援により差別化を図っている。

 同制度は、電装品店、整備工場、カーディーラー、ガソリンスタンドなどの販売店を対象とし、バッテリーの基礎知識に関する試験に合格した販売員を「バッテリーマイスター」、バッテリーマイスターのいる店舗を「バッテリーマイスター店」に認定。認定を受けた店舗には、同社から製品情報や搭載情報、バッテリーの性能など様々な情報を発信し、販売活動をサポートする。

 現在約3000店舗、7000名以上が「バッテリーマイスター」として登録されている。認定を受けた販売店からは、「バッテリーに対する認識や考え方が変わった」という声が聞かれるなど非常に好評。現在も月20〜30人が新たにバッテリーマイスターに認定されている。

 同社では、今後もバッテリーマイスター制度のさらなる認知向上を図るとともに、現在の制度をさらに充実させていくことで、認定を受けた店舗がより多くのメリットを感じられる仕組みを作っていきたいとしている。



会社概要

株式会社ジーエス・ユアサバッテリー

〈設 立〉2004年6月

〈代表者〉坂本文明

〈本 社〉東京都港区芝公園1-7-13

〈TEL〉03-5402-5736

〈北海道支社〉札幌市白石区流通センター6-2-43

〈東北支社〉仙台市宮城野区福田町南1-1-30

〈関東支社〉東京都墨田区亀沢4-17-12

〈中部支社〉名古屋市千種区千種1-15-1

〈関西支社〉大阪市淀川区新高1-2-14

〈中四国支社〉広島市西区庚午中4-14-8

〈九州支社〉福岡市博多区那珂5-3-37

〈URL〉http://gyb.gs-yuasa.com/

〈主な代理店〉辰巳屋興業



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一般社団法人日本自動車部品協会 JAPA